若葉青葉をわたる風も快く感じられます。
爽やかな空のもと、マムメンバーは公園清掃、都営清掃を頑張って
います。と言う事で、マムの近況をお知らせします。
○マム20周年に寄せて
リビングハウスマムは、平成5年4月にアルコール依存症者本人の提案により発足し、平成18年NPO法人を取得しました。そして平成23年4月には就労継続支援B型事業所へ移行し、事業所の自立と利用者の回復支援に取り組んで来ました。
私がマムへ来て早くも5年が過ぎましたが、その間を振り返るだけでも様々な出来事がありました。まず作業所を快適な空間にする為に不用品の処分と機能的な備品の整備をしました。
次に、より質の高い作業を目指す為に、スタッフ一丸となり作業内容の見直しや取り組み方の工夫をしました。その成果として、作業空間は狭いながらもお互いの顔が見える動きやすい施設になりました。そして、都営アパートの清掃や絵ハガキ・ワイヤー工芸・陶器小物作成など新たな作業へのチャレンジも始まりました。
マムは、今後も増え続けるであろうアルコール関連問題に対し、常に前向きに当事者・家族の立場に立って支援活動を続けていきたいと考えています。
リビングハウスマム所長 松下さよ子
○マム20周年年記念三鷹アディクションセミナー開催決定!!
日時:平成25年7月6日(土)午後1時~4時
内容:体験発表(当事者・家族)1時15分~
講演 2時30分~4時
演者:信田さよ子氏(原宿カウンセリングセンター所長)
テーマ:「家族問題の原点としてのアディクション~AC・共依存・DV」
場所:三鷹産業プラザ7階会議室(定員150名)
(三鷹市下連雀3-38-4 JR三鷹駅南口徒歩7分)
参加費:無料
申込み:不要
お問い合わせ:NPO法人リビングハウスマム
URL http://www.livinghouse-mam.jp/
TEL 0422-26-9732 松下
お誘いあわせの上ご来場ください!!!
○実習生研修
今年も5月8日、15日、22日の三回に渡り、東京女子医大の学生さん8人が、実習のためマムに来所されました。朝の体操から1日一緒に過ごしました。業務ミーティングでは各作品をテーブルの上に並べて作業チームの紹介をしました。去年と同様午前中は食事当番と公園清掃、
午後からは各チームの体験実習(糸巻、紙漉き、木工)でした。
○私の禁酒(J.Aさん)
自分はアルコール依存症だ、ということを自分でも認めているつもりでいました。しかし、再飲酒してしまい、二度目の入院…。そこで私は、なぜ再飲酒をしてしまったのか?ということを考えてみました。解ったことは、自分がアルコール依存症だということを認めるためには、依存症についての知識を得ることが必要なんだ、ということでした。そして、病気のことを理解できて、初めて「自分のアタマは壊れているのだ」ということを認めることができ、人のアドバイスを聞く耳を持てるようになりました。素直な気持ちでマムに通って、飲まないでいることの心地良さを仲間と共有することが、断酒の支えとなっています。
○今月の公園清掃
今月から都営清掃が始まりました。上連雀の都営の24号棟です。
いつもの公園清掃とことなり、メンバー・スタッフ10名が参加しました。
都営住宅の管理スタッフの方が電動カッターを使い、マム側はそれ以外の雑草を刈りました。
○編集後記
マムNEWSの発行も13号を迎え、写真のトリミングなどの技術も覚え、効率的に
編集が出来るようになりました。
これからも、マムニュースを通してマムの近況を伝えて行きたいと思っています。